美しい多摩川フォーラムでは、平成22年8月20日(金)、東京都青梅市にある、美しい多摩川フォーラム「御岳の森」にて、第2回目となる「炭焼き体験と水辺の交流会」を開催しました。当日は曇り空でしたが、夏休みに家族で自然や環境を学ぼうと、昨年を上回る48名の親子が参加し、大変賑やかな一日となりました。
当フォーラムの福田珠子環境清流部会長による主催者挨拶に続いて、来賓の青梅市環境経済部環境政策課の田中正史管理係長様からご挨拶をいただいた後、一日講師を務めていただく4人の先生方を事務局よりご紹介して交流会が始まりました。
まず、DAIGOエコロジー村助役の川口武文先生による「炭焼き座学」を行いました。竹が炭になるまでの工程を、パネルで分かりやすく説明していただきました。次に子どもたちは、竹割りや窯詰め作業、点火を実際に体験しました。どの工程も初めての体験とあって、子どもたちは、興味深々で大変熱心に取り組みました。
■炭焼きテキスト 【炭焼きについての詳しいテキストは、こちら (PDF:397KB) からご覧いただけます】
次に場所を事務局手作りの川沿いの池へ移動し、ヤマメやニジマスのつかみどりを体験しました。生きている魚を手で捕まえ、魚を解体して、動く心臓や柔らかい内臓を観察しました。その後、魚を塩焼きにして昼食のお弁当と一緒にごちそうになりました。自然の恵みと命の尊さを学ぶ良い機会となりました。
午後は、ガサガサ水辺の移動水族館館長で当フォーラム運営委員の山崎充哲先生による「水辺の安全教室」を行いました。おなじみの紙芝居で地球温暖化や川の安全講習を受けた後、実際にライフジャケットを装着して浮力を体験したり、ボートに乗って競争したり、岩場からジャンプするなど、川遊びを満喫しました。水が苦手な子どももライフジャケットを身に付けているので安心して参加し、水辺の安全確保術を体感しながら、川で遊ぶことの楽しさを存分に味わっていました。
山崎先生の閉会挨拶で、イベントは無事終了しました。参加した方からは、「ぜひ来年も参加したい。」「すてきな活動なので、自分も自然問題に関心を持っていきたい。」「細かいところまでとても親切な対応で、一日とても楽しく、いろいろなことを学べた。」といった声が寄せられました。
当フォーラムでは、「炭焼き体験と水辺の交流会」を多摩川教育河川ネットワークプランの中核事業と位置づけ、今後も継続して実施し、子どもたちへの環境教育を実践してまいります。
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