平成30年3月28日(水)、「多摩川夢の桜街道」の五十八番札所・都立小金井公園において、公益財団法人東京都公園協会と小金井市後援のもと、第10回「桜ウォーキングと桜守学校」が開催されました。この事業は、日本人が最も愛する「桜」を地域の観光資源と捉え、その景観を維持するための桜守を育成することを目的として、第10回目となる今回も、桜の専門家2名を招いて開催されました。

  1.桜に関するお話 (小金井公園サービスセンター1階会議室)
     【講師】
     NPO法人東京樹木医プロジェクト 理事長 美濃又 哲男 氏

  2.園内の様々な桜を観察 (小金井公園内、「桜の園」周辺)
     【案内】
     小金井公園桜守の会・世話人代表 伊藤 正義 氏     
     
 午前8時45分、満開のソメイヨシノが出迎える都立小金井公園のサービスセンター1階会議室には、小金井市や周辺地域の住民を中心とした、桜に関心のある参加者21名が集まりました。午前9時、事務局の開催挨拶後、NPO法人東京樹木医プロジェクト理事長の美濃又哲男氏による、桜に関するお話が始まりました。パワーポイントを用いた解説はとても分かりやすく、参加者は先生の説明を真剣に聞いていました。講義後、参加者からいくつも質問が出る等、桜に関する関心の高さがうかがえました。

 桜の知識を十分に得た参加者は、案内役を務めていただく「小金井公園桜守の会」の伊藤桜守を先頭に、園内の桜観察に出発しました。ポカポカ陽気の中、広い園内では満開のソメイヨシノをはじめ、小金井薄墨桜の原木等、さまざまな種類の桜を観察しました。参加者は伊藤桜守の話に熱心に耳を傾け、適宜質問するなど、相互の交流も深まり、第10回目の桜守学校は無事終了しました。

 今後も、地域の桜を愛し、守る心を育むため、この事業を継続して開催してまいります。
■イベントの様子■
集合場所となった公園サービスセンター。
サービスセンター1階には、
参加者21名が集まりました。
はじめに、事務局から開会挨拶
およびフォーラムの紹介。
講師の美濃又先生による
パワーポイントを用いた講義がスタート。
熱心に講義を聴く参加者の皆さん。
講義中にサンプルの桜が回覧され、
より理解が深まります。
講義終了後、園内を観察する前に
伊藤桜守から公園の歴史等を学びました。
桜の知識を得た参加者は、伊藤桜守を
先頭に園内のウォーキングをスタート!
園内のソメイヨシノはちょうど
見頃を迎えていました。
伊藤桜守と一緒に花の弁を観察します。
中には熱心にメモをとる参加者も。
接ぎ木の方法も、実践をまじえて
丁寧に教えていただきました。
途中、トイレ休憩を兼ねて、
たてもの園入口の桜の展示も鑑賞しました。
後半は、早咲きの桜を鑑賞したり、
桜の維持管理の大切さ等も学びました。
ラストは、沖縄のカンヒザクラを鑑賞。
鮮やかなピンクが目に飛び込んできました。
最後にアンケートにご協力いただき、
イベントは無事終了しました。

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