第１回桜守学校

　平成２５年３月２２日（金）、「多摩川夢の桜街道」五十八番札所・都立小金井公園において、小金井市後援のもと、「第１回桜守学校」が開催されました。この事業は、日本人が最も愛する「桜」を地域の観光資源と捉え、その景観を維持するため、桜を守り、次代を担う子どもたちに継承していく桜守を育成することを目指しています。今回は、地域の環境を保全していくことをみんなで考える契機となることも期待して初めて開催するものです。
　記念すべき第１回目の桜守学校は、桜の専門家を招いて開催されました。

　　１．桜に関するレクチャー（小金井公園サービスセンター２階会議室）
　　　　　【講師】
　　　　　森林総合研究所多摩森林科学園　園長　吉丸　博志　氏　（当フォーラム運営委員）
　　　　　ＮＰＯ法人東京樹木医プロジェクト　副理事長　美濃又　哲男　氏

　　２．園内の桜観察（小金井公園内、「桜の園」周辺）
　　　　　【案内】
　　　　　小金井公園桜守の会・世話人代表　伊藤　正義　氏　　　　　
　　　　　
　午前９時、都立小金井公園のサービスセンター２階会議室には、桜に関心のある参加者、講師、関係者ほか、合わせて２８名が集まり、事務局の開催挨拶後、森林総合研究所多摩森林科学園園長で当フォーラム運営委員の吉丸博志氏、ＮＰＯ法人東京樹木医プロジェクト副理事長の美濃又哲男氏による、桜に関するレクチャーが始まりました。パワーポイントを用いた解説はとても分かりやすく、参加者は２人の先生の説明を真剣に聞いていました。

　桜に関する知識を身に付けた参加者は、案内役を務めていただいた「小金井公園桜守の会」の伊藤桜守を先頭に、園内の桜観察に出発しました。ポカポカ陽気で穏やかな青空の下、広い園内では５分咲きのソメイヨシノをはじめ、小金井薄墨桜の原木等、さまざまな種類の桜を巡り歩きました。参加者は伊藤桜守の話に熱心に耳を傾け、時折質問するなど、相互の交流も深まり、第１回目の桜守学校は無事終了しました。

　今後も、地域の桜を愛し、守る心を育むため、この事業を継続して開催してまいります。

■イベントの様子■