◆◇◆『東北・夢の桜街道』による東北復興応援宣言◆◇◆
「東北・夢の桜街道推進協議会」、「美しい多摩川フォーラム」及び「美しい山形・最上川フォーラム」は、日本で最も愛されている美しい“桜”を東北復興のシンボルに掲げ、東北6県の桜の名所を『東北・夢の桜街道〜桜の札所・八十八ヵ所』として選定し、多くの方に「東北への桜旅」をPRして東北に足を運んでいただく観光振興による地域づくり運動を提唱しています。
東北復興への願いを携えて「八十八ヵ所の桜の札所」を巡っていただき、「桜 を愛する心で東北を愛する」ことにより、東北復興への支援の輪を全国に広げていくよう、皆様と共に力を合わせてまいります。
そして、毎年春、地域を優しく彩る桜の花を観て、そんな想いを持ち続けていくことが、何より東北復興への力強い継続的な支援活動になると考えます。「誰もが愛する桜への想いは、地域への愛でもあり、ひいては美しい地域づくりに繋がり、人々の絆がより深まっていく」と信じます。
桜咲く美しい東北に愛に行こう
桜咲く美しい東北に愛に来てください |
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東北復興支援PRポスター(4MB) |
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1.問題意識と東北復興支援の概要
昨年3月の東日本大震災により、東北地方は現在、未曾有の事態に陥っています。公民の広域連携・協働推進による“多摩”の地域づくり運動を展開している「美しい多摩川フォーラム」(会長・細野助博)では、東北地域の社会的、経済的なダメージを、今後少しでも復興支援していきたいと考え、“新しい公共”の役割を担う全県的な地域づくり団体である「美しい山形・最上川フォーラム」(会長・柴田洋雄)に更なる連携・協働を呼び掛け、東北復興支援活動に取り組んでおります。その前提として、両フォーラムでは、人口減少時代の地域経済活性化の基本は「交流人口の増加」と考え、その方策として「観光振興」が最適と考えるに至りました。
そこで、両フォーラムでは、日本で最も愛されている“桜”に着目し、今春の東北の桜の季節に照準を合わせ、東北観光推進機構、航空会社、鉄道会社、バス会社、旅行会社、東北各県観光関連団体、ホテル・旅館、出版社、全国の金融機関等(具体的には、全日空、日本航空、JR東日本、はとバス、JTB、旅館女将会、信金中央金庫、信用金庫、銀行、三栄書房等)と全国で連携・協働することにより、“多くの犠牲者の鎮魂と被災地の早期復興”に祈りを捧げて巡る『東北・夢の桜街道〜桜の札所・八十八ヵ所巡り』運動を提唱・推進し、向こう10年間継続的に実施することといたしました。特に、美しい多摩川フォーラムが実施している「多摩川夢の桜街道〜桜の札所・八十八ヵ所巡り」の中核事業である、「語り」の第一人者、語り部・平野啓子氏の公演(“美しき桜心の物語”)を、東北の地でも毎年行うこととし、初回の今春(4月21日)は、福島県の「三春滝桜」にて開催いたします。(イベントのチラシはこちら)
また、現在、『東北・夢の桜街道』で連携している航空会社、鉄道会社、バス会社、旅行会社が、この運動の趣旨に則った『東北・夢の桜街道〜桜の札所・八十八ヵ所巡り』の観光旅行商品の開発を予定しているほか、出版社と共同で『東北・夢の桜街道〜桜の札所・八十八ヵ所巡り』の公式ガイドブックを発刊する予定です。
なお、「東北・夢の桜街道」運動を一段と強力に推進していくため、昨年12月1日、両フォーラムが、東北6県、東京都など行政や信用金庫業界と連携する形で、「東北・夢の桜街道推進協議会」(会長:細野助博)を組織し、体制の強化を図りました。
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2.東北6県の公民連携による地域づくり
私たちは、過去に類例を見ない「全国規模の公民連携・協働」による『東北・夢の桜街道』運動を、東日本大震災復興支援のための「心のこもった観光事業」として、東北6県と連携・協働しながら、オールJAPANで広げていきたいと考えております。日本人の心に響く美しい“桜”への出会いをきっかけに、「東北の四季の美しさ」がさらに観光客の皆様の心に響くよう、「東北復興」に向けた一歩を踏み出してまいります。また、昨年12月15日には、国土交通省の「平成23年度官民連携主体による地域づくり推進事業」に、当協議会の「東北・夢の桜街道」運動に係る事業が採択されたことを受け、「東北・夢の桜街道」運動に関する全国向け広報に一段と努める所存です。
なお、今回の「桜の札所・八十八ヵ所」の選定に当たっては、美しい山形・最上川フォーラムがホームページ上で桜の札所を公募し、マスコミ取材を受けたほか、東北各県の観光関連団体等に各県の「桜の札所」について、ご推薦またはご紹介をいただき、昨年9月13日開催の両フォーラムによる合同審査会において「桜の札所・八十八ヵ所」が決定されました。(「桜の札所」の詳細はこちらをご覧ください)
今年春、『東北・夢の桜街道』の「桜の札所」に願い事を携えて巡る皆様お一人おひとりが、これから先、どのような「桜の物語」を紡いでいかれるのか、東北復興への思いも新たに、桜の季節到来を待ちわびております。
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